ピッツア橋本

ダム・キーパーのピッツア橋本のレビュー・感想・評価

ダム・キーパー(2013年製作の映画)
4.0
"かわいい子豚をいじめるな!"
街が肺に覆われるのを守る風車塔を代々管理する家に生まれた子豚。みんなのためにあるはずなのに、汚らわしいものとして学校で虐められる。そんな中、クラスメイトのキツネが描いたスケッチブックを見て子豚の心に転機が訪れる。

心温まる16分強の短編アニメーション。ナレーションは柄本明。

作画が油絵なのかはたまたクレヨン素材なのか、童話のようなタッチでありながら白が優しく光るような色彩感覚が美しい。故に後半のテーマになってくる暗闇、煤けた世界が良いコントラストとなつてくる。
動きもヌルヌルとカクカクの間というか、絵にしっくりと来るテンポ。

きっと子供に絵本を読み聞かせるような感覚で、父子一緒に観るにはちょうど良い作品。
ピッツア橋本

ピッツア橋本