えーこ

PKのえーこのレビュー・感想・評価

PK(2014年製作の映画)
4.4
オープニング、空から宇宙船が降りてきて、
現れたのは、真っ裸のアーミル・カーン(笑)
宇宙船のリモコンを盗まれて、帰れなくなった彼は…

この人、ほんと若いなー
『きっと、うまくいく』では大学生役で、プロフィール見たら、えっ!!40過ぎてんの!?てスッゴいビックリしたけど、、
現在51歳!!筋肉ムキムキ、フォーエバー21(笑)

ゲストの辛酸なめ子さんも言ってたけど、
今までのインド映画のヒロインて、髪はロングで、肉感的な女性ばかりだったのに、このヒロインはショートカットで、キャリアウーマン!!
インドも変わってきてるなー

宗教に物申す!!
「ここがヘンだよ日本人」じゃないけど、
「ここがヘンだよ宗教」て地球にやって来た宇宙人から見た宗教のヘンなところを指摘していく。
PKと呼ばれるこの宇宙人、なぜか中居君の演じたアタルみたいで、子供の無知さ無邪気さゆえ的に、素朴な疑問を投げ掛け、周囲をドキッとさせる。
監督さん、確信犯だな~

私たち日本人の大半は無宗教で、他人事で見てられるけど、、
自分の宗教に不信感を抱き、迷いが生じる信者もいるだろう。
これ、ヤバいんじゃないのぉ~
て思ってたら、、やっぱりヒンドゥー教団体の抗議デモなんかがあったらしくて、
「この監督、命を狙われるんじゃないか心配です」となめ子さん(笑)

そんなヤバすぎる内容も、笑いのオブラートに包まれて、
もちろん歌あり、踊りあり、ちょっぴりラブあり、
ラストは切なくなって、泣いちゃいました。。

上映前に、いとうせいこうによる監督さんへのインタビュー映像が流れたんだけど、
「それぞれが"自分の神が一番だ"と思って、争いが起きている…人間のようなちっぽけな存在が神を守る必要はない…神の名のもとで争うのは間違っている」
と話していたのが、印象的だった。
えーこ

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