自信を持っておすすめできる最高峰の一本
主人公は盗品の鉄屑を売って生計を立てる冴えない男
ある日交通事故現場で撮影をし、ニュース番組に売り込むパパラッチを見掛け、これならカメラひとつで参入できると考えた男の成り上がりの物語
あまりに主人公が魅力的すぎる
【成功】のためになんでもするアメリカ的な実力主義のストイックさを悪いことにつぎ込んだような性格
嘘をつこうが騙そうが不義理だろうが、成功のためなら法だって犯しかねない
主人公は一切の罪悪感なく他人を利用する
某事故の撮影シーンや最後のシーン、あまりの冷酷さと執念に鳥肌が立つ
また主演がギョロリとした目付きで印象に残る
ポーカーフェイスだが一回だけ失敗から感情を爆発させる
アドリブもあって鬼気迫るものを感じずにはいられない
『ダークナイト』のジョーカーのような純然たる悪、それに近いとも言える
硬派でダークなストーリーが好きなら絶対に見逃してはならない
