とうるうまん

ダンサー・イン・ザ・ダークのとうるうまんのレビュー・感想・評価

4.0
究極のアンチミュージカルミュージカル映画

主人公は歌うのが好きな目に障害のある女性、同じ障害をもつ息子の手術のために工場で働くが、悪化により向上をクビに
さらに不幸なことにある事件に巻き込まれ殺人の容疑者になってしまう
運命やいかに

主人公は工場の作業音などで、頭のなかでミュージカルを繰り広げる
過酷な現実からのちょっぴりの脱出である

ミュージカルが苦手な人によくあるのが「現実で急に歌ったり踊ったり不自然」というのがあるが、まさに主人公以外は皆そんな感じだ
口ずさんでいる主人公を見て、「あいつ頭おかしいんじゃないの」という目をする

そして「最後のミュージカル」
まさに過酷な現実、折れそうになる気持ちを支えるために歌とリズムで階段を昇る

ストーリーも相まって唯一無二の映画に仕上がっている
雰囲気とミュージカルといった人を選ぶ映画ではあるが、映画好きを公言するなら絶対に観なくてはならない作品である