とうるうまんさんの映画レビュー・感想・評価

とうるうまん

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窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

ノンフィクションの自伝にこういうことを言ってもしょうがないし的外れではあると思うが、あまり全体に起伏がないし、いい意味での裏切りもない。
絵本のようなミュージカルのような演出はそれぞれに制作スタジオが
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プレステージ(2006年製作の映画)

4.5

復讐と情熱は狂気そのもの

マジシャンの男が2人、ある日もう一人の恋人を水中脱出マジックで死なせてしまう
そこから始まる復讐とマジック種明かしによる報復
その果てにあるのは…

クリストファーノーラン
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手紙は憶えている(2015年製作の映画)

4.0

彼は何を忘れ、忘れようとしたのか

老人ホームで暮らす認知症の主人公、健忘を患いつつも友人にしたためてもらった手紙を頼りにアウシュビッツで失った家族の復讐の旅に出る


非常に分かりやすく丁寧な映画
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事故物件 恐い間取り(2020年製作の映画)

2.0

エンタメホラーここに(悪い意味で)極まる!

主人公は売れない芸人、とある番組のプロデューサーから芸人人生最後のチャンスとして事故物件に住む企画を任される彼の身に起こる怪奇現象とは…


もし『リング
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スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

4.0

細かいことなど気にするな!
心動かされるならいいじゃないか!


無人島にたどり着き孤独に死のうとしていた主人公の前に、流れ着いた死体が現れる
奇妙な出来事で島から脱出できるが、ついに死体が喋りだした
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JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

3.0

流石はサメ映画の頂点


海水浴で賑わう島、ある女性が事故に遭い明らかに大型生物によるものと推察されたが、島の市長らは夏の観光が経済資源の大半を占めるため不慮の事故とし海開きを優先させてしまう...
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クローバーフィールド・パラドックス(2018年製作の映画)

1.1

クローバーフィールドとしては見る価値なし

単体では面白いが、クローバーフィールドである必用がない
ここまでファンを裏切れるのは逆に面白いのでそういう意味では見る価値がある

10 クローバーフィールド・レーン(2016年製作の映画)

1.5

シリーズとしてはゴミ以下
単体では及第点


クローバーフィールド二作目
一作目の後の時系列か、外にはエイリアンが跋扈、主人公は軟禁状態、自由になれるのか...

と、単体で見れば退屈しないスリラーと
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クローバーフィールド/HAKAISHA(2008年製作の映画)

3.5

チャレンジ精神を評価したい


内容はエイリアンおよびそれが送り込んだ巨大怪獣のパニック映画だ

友人のパーティーをハンディカメラで抑えていたところにエイリアン襲来
以後ずっとその記録という視点で進む
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劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明(2020年製作の映画)

3.0

この映画をみる人でアビスを知らずにみる人は居ないだろう
よってあらすじ割愛

原作通りで追加シーンやカットは全くなし
ボ卿からラストダイブまでを映像化
アニメ終了後、もうこれ以降は映像化無理だろと思っ
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ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

4.0

究極のアンチミュージカルミュージカル映画

主人公は歌うのが好きな目に障害のある女性、同じ障害をもつ息子の手術のために工場で働くが、悪化により向上をクビに
さらに不幸なことにある事件に巻き込まれ殺人の
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.0

実は今までにはないヒロシマ映画

二次大戦中、広島から呉への嫁ぎ先での主人公すずの戦争体験
といえばわりかしありがちなものである
小学生からヒロシマ映画に触れてきた身としては、原爆の陰鬱な映画、そうで
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インターステラー(2014年製作の映画)

5.0

宇宙物、いやSFで最高傑作だ


砂嵐が常に発生し、経済活動はおろか農業までダメージを追い徐々に滅び行くある地球
主人公と娘は自宅の本棚で暗号を発見し、その座標へむかうと解体されたはずのNASAとその
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ジョーカー(2019年製作の映画)

3.5

『ダークナイト』のジョーカーは捨て去って見るべし

主人公のアーサーは病気の母親を支えるためにピエロの仕事で生計をたてる貧乏人である
持病で突発的に笑ってしまうこともあり、殴られたり苛めにあったりとさ
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劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer(2019年製作の映画)

4.9

私が劇場で、感嘆のあまり立てなくなったほどの映画はこれだけである

平成ライダーを倒すべく現れたもう一人の自分と戦うというのがメインストーリー
はっきりいって、ストーリーの完成度を求める映画ではない
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COWBOY BEBOP 天国の扉(2001年製作の映画)

4.0

カウボーイビバップは最高のアニメである

元マフィアの賞金稼ぎスパイクを中心にしたオムニバス形式のアニメ
シナリオ担当が毎回変わるのでシリアス・コメディ・ノスタルジー・サイコ、なんでもありで飽きない
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

5.0

これ以上の映画はない


主人公のトゥルーマンは生まれたときから結婚、社会人の現在までを超巨大スタジオに再現された街のなかで過ごしている
もちろん他の住人は全てエキストラで奥さんや友人もすべて役者だが
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レオン 完全版(1994年製作の映画)

1.0

相当の肩透かし
絶対に期待して見てはいけない

殺し屋の男と、拾われた女の子、アクション映画
ストーリーの説明は以上だ
なにかビックリするような設定があるわけではないし、アクションや愛について特別素晴
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.0

心の弱いかたは一人でみるのをおすすめしません

家族が事故(...)に遭い、彼氏の大学の同級生に誘われて彼の故郷に彼氏たちと旅にでて不思議な風習に出会う話

ジャンルが【ホラー】となっているので『SI
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.5

日本の、災厄たる、『ゴジラ』の帰還

核の影響で目覚めたゴジラが日本を襲う
人類はどうするか

初代『ゴジラ』は大衆向け特撮の金字塔というだけでなく、核兵器への明確なアンチテーゼとして怪獣を描き世界へ
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デビルマン(2004年製作の映画)

1.0

本当か?と疑っている諸氏
正真正銘のクソ映画だ
一点すらくれてやるのが惜しい

勧善懲悪が主流のヒーロー漫画において正義とはなにか、悪とはなにかに切り込んだデビルマン
その斬新さは時代を越えた今見ても
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

3.0

40代以降でないと良さがわからないと思う

少年達の一夏の冒険
この言葉に集約される本作だが、『ジュマンジ』のようにあっと驚く体験をするわけでも『グーニーズ』のように個性豊かな面々というわけでもない、
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

1.5

この点数はスタンリーキューブリック及びその信奉者への挑戦である

彼の作品は映像美とそれに反する難解どころか意味不明なストーリーラインに代表される
前半のナショナルジオグラフィックはそうだと思えば面白
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ナイトクローラー(2014年製作の映画)

5.0

自信を持っておすすめできる最高峰の一本

主人公は盗品の鉄屑を売って生計を立てる冴えない男
ある日交通事故現場で撮影をし、ニュース番組に売り込むパパラッチを見掛け、これならカメラひとつで参入できると考
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

4.0

ただの恋愛映画と侮るなかれ

偶然タイムスリップの方法を発見した主人公が気になるあの子を振り向かせるために過去へ戻って...という『バタフライエフェクト』に代表されるSFチックな恋愛映画と思っていた。
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グラン・トリノ(2008年製作の映画)

1.0

あまりに普通すぎる。
少なくとも面白かった、満足感があったなどとは口が裂けても言えない。

先の展開が手に取るように分かる。
偏屈じいさん、異国の子供、グラントリノ(これがグラントリノである必要もない
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ライフ・イズ・ビューティフル(1997年製作の映画)

2.0

二次大戦のユダヤ人の親子の運命をコメディタッチで描いた作品。
まだ見ていないが『ジョジョラビッツ』が近いのだろうか。

見せ方は斬新だし、辛い状況の中なんとか笑顔で生きていこうとする家族とラストは心に
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アイリッシュマン(2019年製作の映画)

3.0

ロバートデ・ニーロ演じる主役の生涯の映画
マフィア(?)物は『ゴッドファーザー』『スカーフェイス』でお腹一杯...というか合わないなと思っていたので期待はせずに視聴
3時間30と長いが意外とスラスラ見
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デトロイト(2017年製作の映画)

4.5

中盤の一時間程の尋問シーン、これほど引き込まれて、目が離せなくなり、体が動かせなくなる映画はそうそう無い

「さっさと本当の事を言えばいいのに」と思わなくはない
恐らく何を言っても火に油だろうが、だん
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仄暗い水の底から(2001年製作の映画)

2.5

お化けの境遇を考えると「可哀想」もしくは「怒り」の感情が先に出てきてしまい、怖いとはあまり思わなかった。

水を中心にしたホラー演出は古典的だが悪く言えば使い回されているともいえる。蛇口から髪の毛が出
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黒い家(1999年製作の映画)

4.0

幽霊やお化けがでてくるより、サイコパスの一言で片付けられようとも人間の狂気を全面に出してくるスプラッター的なホラーが個人的には恐ろしく視聴できた。

もはや『リング』や『仄暗い水の底から』は古典とも言
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