真っ黒こげ太郎

ワイルド・スピード SKY MISSIONの真っ黒こげ太郎のレビュー・感想・評価

5.0
※色々あってレビュー遅くなりました…。
そして今回も相当に長い上に、後半はかなり思い入れぶちまけな文章が並んでるので注意です。



まさかのジェイソン・ステイサムさん参戦!!!

そして最後のポール・ウォーカーさんの雄姿…。




前作でレティを取り戻したドミニクだったが、彼女の記憶は未だに戻らず、苦悩していた。
ブライアンも家庭を持ち、平和な生活に馴染もうとしていた…。

そんな中、前作でボコったオーウェン・ショウの兄、デッカード・ショウがファミリーに宣戦布告!!!!
ホブスを病院送りにし、ハンを事故に見せかけて殺害、ブライアン家を爆破する等、ファミリーに危害を加える。

ドミニクはハンの遺体を引き取りに行った後(一部の遺品を除きすべて燃えてしまったらしい…ん?)、ホブスの知り合いである謎の男ミスター・ノーバディが「神の目」なる超万能システムを手に入れる任務をファミリーに依頼する。

開発した女性ハッカーのラムジーを救い出し、神の目を物にすればデッカードを探し出せる。
ドミニク達ファミリーは仲間の仇を討つ為に、恐るべき敵、デッカードに戦いを挑む…!



足を洗い、家庭を得たストリートレーサー達が家族を危機に晒した凶悪な特殊工作員に戦いを挑む、超絶大迫力のカーアクション・エンタメ超大作ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

「ワイルド・スピード」の7作目にして、撮影中に交通事故で亡くなったブライアン・オコナー役のポール・ウォーカーさんの最後の作品。


すっかり豪快筋肉アクション大作と化した本シリーズ。
今回も初っ端から”ステイサムさん版イコライザー”な事故アクションに始まり、まさかのロック様VSステイサムさんというこれだけで一本映画出来そうな最高のタイマンバトル、車同士が激突したり空を飛んだりするムチャクチャなカーアクション等、前作を更に超えた超絶アクションが全編に渡って展開!!!

アクションのスケール、見せ方も過去作から進化し、序盤からステイサムさんとロック様の肉弾見せ場で一気に引き込み、そこからテンポの良いドラマ展開と共にド派手なカーアクションやドンパチアクションの連続で飽きさせない。
主要メンバーや敵の見せ場も上手く、どの主要キャラにもしっかり出番がある。
ヴィンさんにも、ポールさんにも、ロック様にもステイサムさんにも、他のメンバーにも。
皆しっかりとアクションに絡んでくれるのがチームプレイ感を感じられて良い。

(って何時の間にか皆メチャ強くなって…w)


前作でやや影が薄かったポール・ウォーカーさんも今作ではアクションの見せ場が増えていた!!!
二度に渡るトニー・ジャーさんとの格闘戦や限界ギリギリな崖っぷちからの脱出シーン等、活躍の場面が大増量!!!!
…本当、ブラジリアン柔術を活かしたアクション俳優としてもっと活躍して欲しかった。


お話は「ステイサムさん演じる宿敵を追ってファミリーが大暴れ」なあってないような感じの内容だが、正直お話のアラはめっちゃある。
誰でも追えるプログラムを手に入れて宿敵を見つけるぞ!という行動同期はまだいいとして、いつでもファミリーを追いかけてくるのにわざわざ人探しのプログラム探す必要なくない?w
「敵はヤバいし、仲間が危険だから」という理由付けはあるけど、結局ドミニクは「いつも通り自分のやり方でやる」と言い張るもんなぁ。w

まぁ、そんな話もアレコレもアクションの素晴らしさや勢いのある展開で全く気にさせない。

中盤のハッカー救出作戦や高層ビルでの泥棒作戦なんか「バカじゃねぇの!?」と言わんばかりのムチャクチャな展開の連続だが、物凄いアクションの連続で笑いながら見れますぜ。wwww
ホットでセクシー美女まみれなパーティ描写も、サービス精神に溢れてるのでヨシ!w

そしてファミリーとの絆やドミニクとレティの記憶、そしてブライアンとミアの家族模様も中々に見せてくれる。
特に決戦前夜のブライアンとミアの電話は、メタ的にポールの事も相まって涙目になりましたね…。

クライマックスのロサンゼルス大決戦もチーム一丸で戦っているという感じで超絶手に汗握るぞ!!!!
アクションの見せ方、アイディア、伏線回収、格闘アクション、ドンパチ指数共に最高で盛り上がりますぜ!!!!

そしてオチは見事なまでにハッピーエンドでめでたしめでたし。
(憎き仇敵が生きてるオチは少々どうかと思ったが。)


そして…ラストは…。






「別れの言葉は無しか?」





…正直、最初このシリーズを追ってたのはヴィンさんやロック様やステイサムさんの大共演を見る為で、そこまで思い入れは無かったけど…。

でも、他の主演作で頑張っているのを見て、思い入れが増えて、何時の間にかポールさんも”好きなアクション俳優”の一人になっていた。
それだけあって、既にこの世に居なくなってしまったことに、ただただ涙目になった。俺自身涙腺は固くて滅多に泣かないのだが。
こんなに映画の中で俳優が去ってゆく描写で涙目になったのはブランドン・リーさん主演の「クロウ/飛翔伝説」以来かもしれない。

作中の着地も「大切な家族を得て、平和な道を選びお互いに別々の道を行く」という優しい着地。
かつては「ハートブルー」チックな感じの出会いの2人だったけど、ここまで素晴らしい友情になるとはね…。
ここの最後の別れのシーンは何度見ても感動します。




因みに他にも、「元々ポールさんのアイディアで「ハートブルー」チックな物語が始まったんだよなぁ」とか「もし「ハートブルー」のボーディとジョニーがあのラストの後、今シリーズのドミニクとブライアンの様にまた再開したら今シリーズの2人みたいになったのかな」とか思う事はあるけど、それは流石に脱線しすぎると思うのでやめとく。w
(もう十分脱線してると思うけど。w)



という訳で、登場人物のキャラにしっかり敬意を払い、アクションの見せ場をしっかりと弁え、なおかつバカなアクションの盛り沢山っぷりに最後まで楽しませ、そして最後に亡くなった名優を最高に力強く見送るという、娯楽アクションの大傑作。


もう俺の稚拙な文章じゃもう書ききれんから、シリーズを追って是非とも見てくれ!!!最高級にオススメだ!!!

凄い楽しかった!!!

そしてありがとう、ポール・ウォーカーさん。
また会う日まで。


             「ワイルド・スピード」シリーズ。



                     完









に思えたのですが、



続くんです。w



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