さよならも無しで行くのか？
ワイルド・スピード7作目でついに車は道を忘れる。
7度目の突拍子も脈絡もない事件に巻き込まれ頭がおかしくなったドミニクはひたすら空を飛ぶ。崖、ビルとビルの間、立体駐車場。道がなくても空があれば車は走れるんだ！！
カームービーでありながらスカイミッションという邦題に嫌な予感はしていたがまさに的中。ド変態。
いつも通りのストーリーのペラペラさをカバーする破壊映像はサイコーに値します。
宙を舞う車たちに「車に生まれなくて良かった」と感じてしまういわば同情を感じつつも、スクラップを求める精神に気付かされ思わず立ち見してしまう熱い映像。頭がおかしくなるし普段の運転に響きまくる。
そろそろ落ち着いてもいいんじゃないかしら。
ワイルド・スピードシリーズに特に思い入れがあるわけじゃないけど、エンディングで思わずグッと来てしまいました、
オコナー君は格別好きなわけじゃないし、歳を取って落ち着いた様子に少し残念を感じていたけど、やっぱりハゲ筋肉集団に必ず必要な存在だったし失った髪と精神はとてつもなく大きい。
これからの作品は本当にハゲが車と筋肉で爆発する映画になってしまうと思うと心が踊るようで喪失感も大きいです。さよならナイスファイトでしたよ。
