J四郎

スノーデンのJ四郎のレビュー・感想・評価

スノーデン(2016年製作の映画)
3.8
NSAの監視システム・プリズムの存在を告発し母国に追われているエドワード・スノーデンの伝記スリラー。
監督はオリバー・ストーンです。

スノーデン役はジョセフ・ゴードン=レヴィットで、顔立ちは違うんですが上手く演じております。彼は愛国心の強い男で軍に入る。しかし足の故障から断念、それなら頭脳を役立てようとCIAやNSAの仕事に関わるようになります。そこで驚くべき盗聴監視システムが稼働している事を知ってしまいます。

監視システムのプリズムはテロリストのみならず同盟国、果ては米国の一般人まで監視している。昔っからよくあるSF映画の夢のような世界がいつの間にや実現してしまっていたんですねぇ。悪夢だけど。
スノーデンは日本の横田基地に勤務していたこともあり、日本のインフラにもアメリカのステキな贈り物が仕組まれているらしいです。

スノーデンといえば同時期にドキュメンタリー映画もありました。僕はそっちを先に観たんでコレは保留していた。まあ、内容的にはほぼ同じ事を言ってるんですが、この映画は恋人を絡めたドラマやスパイモノっぽい要素を入れてエンタメ性を高めています。

僕はPC等にカメラが搭載されてから不気味なモンを感じて、使用しない時はガムテープで塞いでたんですが、劇中の彼も同じことをしてますね。海外ドラマのブラック・ミラーってのがあって、そこでは悪質なハッカーに恥かしいトコを盗み見られ脅迫されるって話がありました。どっちかといえばアメリカにノゾキされるよかその方が身近で怖いかも?
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