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ジャスティス・リーグのしゃにむのレビュー・感想・評価

ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)
3.9
「宇宙人の××がケツに××!」

『この中に一人だけ凡人がいるぞ』

ABCDE「ざわざわ」

『特技は何だ』

A「地面が割れます」
B「お金持ちです」
C「お魚と話せます」
D「メカに強いです」
E「超速で走れます」

『Bを連行しろ』

↓あらすじ
スーパーマン亡き後異星人が襲来。破滅の帝王ステッペンウルフの圧倒的な強さに屈する暗黒時代の到来。これを撃退するためにバットマンを筆頭に超人チームが結成され…

・感想
父親の面影をバットマンに見た人は少なからずいると思われる。化け物じみた癖のある超能力者たちをまとめる凡人中間管理職のバットマンの悲哀溢れる作品である。スーパーマンとの対決(そもそも勝負になっていたのか甚だ疑問である)で浮上したバットマン凡人疑惑が更に高まったのだけれど言及するのは傷口にからしを塗り込むような非道な行為な気がするのでほどほどにしておこう。マーベルがやっているアベンジャーズみたいな作品だと言えば身もふたもないけれどもだいたいそんな趣向の作品である。従ってストーリーにあまり深みはなくヒーロー達が一致団結して闘うところに意義があるのだ。個々の個性を堪能するのがよい。早い話が頭を使わなくてもよいおバカ超人作品である。新しい個性的な能力者達に要注目。結局触れるのだけどバットマンいじりが恒例化しており、高齢化するバットマンの身が案じられてしまう。どうでもいい話だけど、髭もじゃ人魚姫萌えというジャンルがあることに衝撃を受けた。

・学級崩壊
キャラクターで成立しているようなものなのでそれぞれについて触れておきたい。

バットマン
苦悩する不運な委員長。敵対するステッペンウルフには到底歯が立たず逃げ回る。仕方ないのだ。人間だもの(みつを) チームのためならば殴られるし、笑われたりもする。前回同様フルボッコにされる展開は笑えるけど不思議と涙が出る。まとめ役は大変である。新入りフラッシュに遠回しにバカにされる宣伝でもお馴染みの場面はもはや笑えない。

ワンダーウーマン
サポート上手の副委員長。ワンダー姐さん相変わらず強い。ひょっとしたらチームで一番強いのではないかと思われる。弾丸が止まっているように見える上に軽々避ける。盾は異星人の攻撃も跳ね返す。極め付けは怪力。片腕で地面が真っ二つに裂けてしまう。間違えて実写版ドラ○ンボールを見ているのではないかとすら疑った。無敵のステッペンウルフの猛打を食らってもぴんぴんされているから実に頑丈である。さらにセクシーである。最強ヒロインはワンダー姐さん。

アクアマン
髭もじゃ人魚姫。アトランティスの王族といういかめしい肩書きの割にお魚さんとおしゃべりを好むファンシーな人魚姫である。人外らしくワンダー姐さん並みに頑丈な肉体と異星人を軽々投げ飛ばす怪力を有する。水中でなくてもフルパワーで闘えるので果たしてアクアマンと名乗る必要があるのかと考えると満月の夜に髭もじゃ人魚姫に海に連れ去られるそうなので何も言及しないでおく。強情そうな容貌だけれどチームのムードメーカ的なポジションにあり萌えざるを得ない。

フラッシュ
マスクを外すとユーチューバーくさ○ぎにそっくりな超速男子。まるで時間が止まって見える超速映像は実に斬新である。初見なので稲妻弾ける走りっぷりに魅了された。おどけた陽気な性格と戦闘での連携やサポートの活躍ぶりは好感が持てる。単に速く走るだけなのだけど、ちょっとだけ敵を押す、という、左手は添えるだけ、のようなシンプルな戦闘スタイルはかつて無かったと思う。面白い能力なのでまだまだ伸び代があるのでこれからの活躍が期待される。劇中で唯一フラッシュの動きを目で追った時の絶望感は凄い。なんといっても超人なのだと痛感。

サイボーグ
機械に疎いので省略…フィン?フィンじゃないか?(大嘘)
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