ピッツア橋本

アベンジャーズ/エンドゲームのピッツア橋本のレビュー・感想・評価

4.8
“back to the basic for avenging this game”


前作で宇宙最強ヴィラン、サノスによって人類が半分に淘汰されてしまった地球。
生き残ったアベンジャーズ達は他の星でサノスを見つけ倒すものの、もうパワーストーンはすでに破壊されており、人類復活の道は断たれたように思えた。
そんな中、前回消滅したままと思われていたアントマンが原子世界からのまさかの復活。
そこからアベンジャーズ達に
「タイムリープしてサノスの手に渡る前にパワーストーンを回収して世界を元に戻そう!」
というプランを思い付き決行。人類の復活を掛けた最期の戦いが幕を開けたのであった!

という展開から始まる。3時間尺という事もあって、しっかり再起へのドラマを見せつつ、最大級スケールのアクションパート、そして感動のクライマックスが待っている。

このシリーズを知れば知るほど楽しめるセリフの端々に込められたキャラクター性やユーモアの厚みが凄い。

故に本作だけ初見で鑑賞しても正直付いていけないだろうなあと思うけど、まあ世界中にファンが居るわけだからこの構成に振り切って正解だと感じた。

自虐的にタイムトラベルものの映画を列挙しつつ、後半それらの要素をリスペクトのオマージュで使い切ってる感じとかハリウッド脚本の清々しいプライドと伝統を見たように思えた。

こんなに期待を裏切らない映画はそうそう無いよね。

見終わった後の達成感が物凄いです。

最強のアクション映画シリーズでした。
ピッツア橋本

ピッツア橋本