アラバン

プリデスティネーションのアラバンのレビュー・感想・評価

プリデスティネーション(2014年製作の映画)
3.7
これは凄まじい発想。
原作は1958年のハインラインの短編小説で、ハインラインと言えば「夏への扉」が超有名で、それ以外は読んだことがないのですが、さすが巨匠です。

バーにやってきた優男がバーテンダーに身の上話を語り始めるのですが、一言目からして「はいっ?」って聞き返したくなるような大技炸裂。

彼の語る異様なストーリーをベースに、持ち運び可能なコンパクト型タイムマシンを使って、過去と未来を行き来し、時間軸が交差していく中で、とんでもない物語が作り上げられます。


アイデアは凄いんですが、SF短編小説の映画化作品って、なんとなく短編感(何それ?)が感じられるものが多いですが(テキトー)、この作品もそんな短編感が感じられて、なんというか、重厚感はなく、よくも悪くも軽かったです。
アラバン

アラバン