これは凄まじい発想。
原作は1958年のハインラインの短編小説で、ハインラインと言えば「夏への扉」が超有名で、それ以外は読んだことがないのですが、さすが巨匠です。
バーにやってきた優男がバーテンダーに身の上話を語り始めるのですが、一言目からして「はいっ?」って聞き返したくなるような大技炸裂。
彼の語る異様なストーリーをベースに、持ち運び可能なコンパクト型タイムマシンを使って、過去と未来を行き来し、時間軸が交差していく中で、とんでもない物語が作り上げられます。
アイデアは凄いんですが、SF短編小説の映画化作品って、なんとなく短編感(何それ?)が感じられるものが多いですが(テキトー)、この作品もそんな短編感が感じられて、なんというか、重厚感はなく、よくも悪くも軽かったです。