ミケ

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅のミケのレビュー・感想・評価

4.0
ハリーポッターが一人の少年の英雄譚のような作品だったとすれば、ファンタスティックビーストは日常の裏に潜む魔法世界の雄大さを表現する話なんだろう
ハリーポッターにも日常世界は描かれていたけど、魔法界中心の話に見えて、この作品は日常(といっても現代社会ではないけど)が中心で、その裏にいかに不思議で幻想的な世界が広がっているかを、対比のように行き来しながら、普通の人の感想を交えて見せているように見える

社会情勢の変化が見えているようで面白いのが、ハリーポッターは特別な個人が活躍していくことのヒューマンサクセスストーリーを見せる景気がいい時の話で、ファンスティックビーストは自分の生活の裏にいかに素敵な世界が広がっているか、世界への希望の話であると考えるとなかなか趣深い作品趣旨の変化でもある
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