こもり

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生のこもりのレビュー・感想・評価

4.6
母を探して三千里なクリーデンスを中心にした火サスinパリとかNYとかロンドンとか、1927年らへん シリーズ2作目
ハリポタ未履修でも老若男女誰でもウェルカムだった前作とは打って変わり、今作は事前知識(前作&ハリポタシリーズ)があることを前提にした痴情のもつれフィーバーになってる。ハリポタで名前だけ登場していた〜〜やヴォルデモートの〜〜だった〜〜が登場(演クローディア・キム)したりと嬉しい驚きも多くあったが、精神的にくる設定が盛りだくさんなのがもう、本当にしんどくてつらくて...すごい楽しかった... 愛や単純な連帯では解決できない社会的な問題(ノーマジと魔法族間の社会的制約、ポピュリストが現場に不満を抱く市民を引きつけ排他的活動を扇動、女性蔑視的思想を内包する血統主義や家長制度..)に対しJKRはどんな答えを出すのか、クリーデンスやクイニー、グリンデルバルドはどうなるのか、今後が楽しみ。
いいとこ
ニュート(エディ・レッドメイン)を間に挟んで感情大爆発してるダンブルドア(ジュード・ロウ)とグリンデルバルド、スキャマンダー家のキャスティング(ニュート、学生時代のニュート、お兄ちゃんテセウスのそっくり具合、間違いなくファミリーの顔してる...)、コワルスキーさんの話を基本聞いてないニュート(ニュート〜〜〜)
つらいとこ
昼ドラかつ火サス、情緒めちゃくちゃにされる、緩急強弱なく常に全力な脚本、真意がわからない発言やブラフが多い
ズーウー(中国の妖怪) 河童 式は6/6 マタゴ(フランス魔法省の猫) パリは燃えてるか