純

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生の純のレビュー・感想・評価

3.8
数年ぶりに「なんか映画でも観たいね、観る?」とその場で決めてゆるりと鑑賞したんだけど、魔法界はやっぱり素敵だなあ。いくつになっても魅力的だし、どきどきするもんね。第一作は実は未鑑賞のままだったから、前半は想像力を働かせながら様子見で観てたんだけど、自然とわくわくに惹きこまれて楽しかった。魔法動物も可愛い(ズーウーに癒された)。イギリス英語もうっとりしちゃう。

初めてだから、トランクの不思議に胸が高鳴った。優しいってほっとするね。ニュートの動物たちへの敬意と愛がすごく安心する。当たり前の優しさを持ち合わせているひとといるのは居心地がいいし、一緒にいたいと思う。守りたいと思う。そういうお互いへの丁寧な関係性が、いくつもの一対一の絆となって、お守りになっていくんだろうな。

魔法使いの中でも派閥があって、魔法使いと人間の間でも壁があって、皆何かしらの軸を求めている。ひとの弱いところ、頑丈なところ、話の展開に合わせてこれからどう見せてくれるのか楽しみだなあ。ナギニが個人的にすごくグッときてしまいそうな予感…(ハリー・ポッターシリーズを思うとね)。とりあえずわたしは早く前作を観なくちゃだ。

魔法界にもう一度わくわくできるのが嬉しいな。初めて映画館でハリーたちに会った、遠いようでほんの少し前の、あの懐かしい冬を思い出す。
純