けーな

ヘイル、シーザー!のけーなのレビュー・感想・評価

ヘイル、シーザー!(2016年製作の映画)
3.3
「超豪華オールスター集結」というキャッチコピーが、まさにその通りで、その点では、とても楽しめたけど、ストーリーとしては、さほどでも無かった。

観るまで、ジョージ・クルーニーが、主役なのかと思っていたけど、実際のところ、主役は、ジョシュ・ブローリン。ハリウッドで、問題解決請負人として、様々な俳優達のトラブルを解決して、映画界を支えている。ジョシュ・ブローリンの雰囲気は、良かったと思う。

出番は、少ないけど、スカーレット・ヨハンソンの使い方が、とても良かったな。

フランシス・マクドーマンドが、映写技師として、ちょこっと出てくるのも、見どころ。実生活で、ジョエル・コーエンの妻だものね。

ちょこちょこ色んな俳優が出ているけど、結局、1番、良かったのは、チャニング・テイタムかと。ダンスが見事だった。

そして、私にとって、一番の見どころだったのは、レイフ・ファインズが出てくるシーン。そもそも、コーエン兄弟をそんなに好きじゃないのに、この映画を観たのは、レイフ・ファインズが出てるから。訛りの多いウエスタン俳優のホビーに、発音指導をするというシーンが、最高だった。レイフの発音が美し過ぎて、フランス語みたいに聞こえてくるほどだった。私も、あんな風に、マンツーマンで、発音指導してもらいたい。
“would that it were so simple “
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