てるる

スリー・モンキーズのてるるのレビュー・感想・評価

スリー・モンキーズ(2008年製作の映画)
3.3
なかなか観ることが出来ないトルコ映画。
「昔々、アナトリアで」の監督作。

12モンキーズより9匹少ない映画…ではなく、見ざる・聞かざる・言わざるの三猿のこと🙈🙉🙊
英語ではsee no evil, hear no evil, speak no evilとも言いますね。

お金のため、人を轢いた政治家の身代わりで刑務所に入る父。
夫が刑務所に入っている間に浮気をしてしまう母。
大学試験に失敗し、ぐうたら遊び回る息子。

色んなことに目をつぶってきた家族3人の顛末を画く。

ジェイクのワイルドライフみたいに「こんなジジイと?」ていう母親の浮気を目撃するの辛すぎだろ!

途中から急にサスペンスチックになったりもするけど、いかんせん静かすぎる。

極力セリフを抑えてるので、何気ないシーンや登場人物の表情、景色を長々と映し出す。
雰囲気は抜群なので、好きな人は好きなんだろうけど、これがもう眠気を誘うのなんのって。
何度か寝落ちしてようやく最後まで観られた。

映画の雰囲気としては「ペトラは静かに対峙する」に近いかも。
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