スティーブ

いつだってやめられる 7人の危ない教授たちのスティーブのレビュー・感想・評価

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大学を理不尽にクビになり、日々の生活資金にも事欠く教授が、同じく不遇の教授や研究者たちを集めて脱法ドラッグを合成し、大儲けしようとするサスペンスコメディ。

以下ネタバレ。
イタリア映画はほとんど見たことがなかったけど、なるほど、噂に違わぬおもしろさだった。自分と同じ不遇のおかしな仲間たちを集めていくところは『オーシャンズ』シリーズめいたおもしろさがあるし、ドラッグをさばいてイケイケドンドンでのし上がっていく様も痛快。最終的などんでん返しに関しては、うん、なるほど、という納得もあるし(いや、記憶消す薬とか都合よすぎだし、そんな放置しといたら薬局の店員死なねえか?という疑問はあるけど)、ぱっと見て笑ってスッキリできる娯楽作品としてよくできていた。オチで「収監手当てが頼りだから、もうちょい長く入っててくれ」と切実に頼む妻にはガチで笑ったw このラストだけで、作品そのものの評価を一つ上げたいぐらい。