映画公開がされるまでは、恥ずかしながら杉原千畝さんという人の名前すら知りませんでした。
ナチス・ドイツによって迫害されていた多くのユダヤ人にビザを発給し、彼らの亡命を手助けし6000人の命を救ったと言われている方です。
第二次世界大戦下の中、命の危険を冒してまで、政府の反対を押しきって、自分が正しいと思ったことを行動する決断と勇気....ボクも見習わなければいけないと反省(汗)
劇場で観た時、封切りしたばかりなのに場内は結構、空席が目立っていましたので、アレ?と思っていたのですが、
観終わったあとは、こんなに素晴らしい日本人がいたことを誇りに思うとともに、いい映画を創ってくれた監督に感謝をしたくなりました。
唐沢寿明さんもTVドラマ「不毛地帯」同様に、ハマリ役で「杉原千畝」役は、彼以外に見当たらないくらいよかったです。
映画って、監督にとっても役者にとっても興行成績のため以外にも、伝えなければいけない役割も担っています。
まさに同時期に公開されたスピルバーグ監督の「ブリッジ・オブ・スパイ」もその映画の一つだと思います。
リトアニアでは、日本人より知っている方が多く、それは実際に切手になっていたり、日本領事館のあった通りを「スギハラ通り」名付けられているそうで、
日本人である以上、
やはりこの映画は押さえておきたい1本だと思います。