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母と暮せばのyoyoyoのレビュー・感想・評価

母と暮せば(2015年製作の映画)
3.5
死んだはずの息子が母1人住む家に現れる、怖くない切ないお話。事前情報ほとんど入れずに鑑賞。これは終戦後の長崎のお話だったのね。方言の響きが可愛らしくて好き。
黒木華ちゃんは昭和のお洋服がとても似合う。開襟シャツとか絶妙な丈のスカートとか。
原爆の犠牲になった息子の言葉がところどころ刺さって辛い。黒木華演じる小学校の先生が、亡くなった友だちのお母さんから言われる言葉の重さに涙が出た。
とどめは吉永小百合演じるお母さんが、終盤に言うほんとうの暗くて黒い気持ち。息子に咎められていたけれど、あんなふうにおもわずにはいられないことも分かるきがする。
相変わらず、ん?という箇所はあるし、ラストの合唱シーンも言いにくいけど正直好きにはなれず。
それでも、家族を亡くし日々を行きるお母さんと息子との束の間の二人暮らしに感情が溢れる場面は多々あった。
ニノの作品では割と上位の好きな演技だった。
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