きた

恋人たちのきたのレビュー・感想・評価

恋人たち(2015年製作の映画)
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どん底でもがいてあがいて這いずりまわってた人たちが心情吐露する事で光が差し込む。位牌、シャブ中、切れた電話、彼らの独白に答える人はいない。でもそれでも何かが変わる。言葉にする事で上向いていく。差別心から別居してた女子アナだって戻れた。若気の至りで片腕吹っ飛ばした先輩も笑って生きてる。彼らもそうなれるかもという暗示。でも、なれなくたってなれるように生きてくしかないんだから。決心は折れる事もある。進む道も戻る道もなくてどうしようもなくなってるかも。でもそこでまた生きてかなきゃいけないし生きていけるんだから。優しい映画。
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