イザナギ

仁義なき戦いのイザナギのレビュー・感想・評価

仁義なき戦い(1973年製作の映画)
4.7
【親っさん、言うちょいたるがのう、あんたは、初めからわしらが担いどる神輿じゃないの。組がここまでになるのに誰が血ぃ流しとんの。神輿が勝手に歩ける言うんなら、歩いてみいや、 おう!】

【追われるモンより、追うモンの方が強いんじゃ】

【山守さん・・・弾は・・・まだ残っちょるけぇのう】

名言、名演技の応酬である。
それまでマフィア映画しか見ていなかったので、衝撃を受けた。

ゴッドファーザーとは性質が真逆だったからだ。

梅宮辰夫、松方弘樹も素晴らしいが
やはり菅原文太の迫力たるや。
一発で菅原文太のファンになってしまった。

仁義なき戦いはシリーズ化されたが、やはり一作目が一番好き。
作品が進むに連れて、組同士の対立構造が複雑になるのもあるが。

昔の作品を賛美すると懐古主義とか言う輩もいるが、それなら今これだけの演技ができる役者が何人いるのかと問いたい。
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