このレビューはネタバレを含みます
えーと、この作品のキャッチコピーは「全員サイコパス」で良かったのかな。
本音を言わずに「空気を読む」という行動へ疑問を呈し続ける濱口監督。その「空気を読む」シチュエーションの最たるものが結婚式の誓いの言葉だと思うんだけど、そこに目を付けたのかどうかは知らないが中々にぶっ飛んでいた。
「永遠の愛を誓いますか?」と問われて「いえ、それは約束出来ません」と新婦が答えたら吉本新喜劇ばりに皆んなズッコケるだろうし、現実で遭遇したら拍手を贈りたい(心の中で)。でもさすがに親族まで巻き込んで後先考えずに発言するのはやっぱりどうなん?て思ってしまう。
このモヤモヤ感、身に覚えがあるなと思ったら『寝ても醒めても』だった。
あと、岡部尚は不貞腐れた役をやらせたら日本一。