ひさかた

ボーダーラインのひさかたのレビュー・感想・評価

ボーダーライン(2015年製作の映画)
4.5
為す術なく、世界に蔓延る人類とそれによる「善」「悪」という何の定義も当てはまらないふたつの衝突。

これらふたつの境界があやふやになって主人公の進もうとしている道を霧のように曖昧にしている、この定まらなさとどうしようもなさがすごく魅力的な作品でした。

善と書いてある道には違法行為や無慈悲さによる正義が付きまとい、片や悪には守るべき家族や仲間なども含まれてしまう。

上手い作品です。微妙な気分になりたいならぜひ。
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