ちの

グレイテスト・ショーマンのちののネタバレレビュー・内容・結末

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

ダンスも歌もキラキラ輝いてるのに終始つきまとう薄ら寒さ。主人公が「人は恐ろしいゾッとするものを見たがる」と言って博物館を作っていたけど、フリークスの人達はその「恐ろしいゾッとする」に該当するのが主人公の根底にあるんだと思うと、笑顔でポジティブな主人公がサイコパスに見えて仕方なかった。フリークスは偽物、本物の歌手が良いし、上流社会に入るためにはと、自分が成功する為に使ってきたフリークスの人達を切り捨てる非道さだったし。実際、当時はそういう考え方が主流だったのかもしれませんが、それをあえて現代に持ってくる必要性は一体あったのか疑問でしかない。それに、フリークスを扱っているはずなのに、髭の歌姫や空中ブランコの彼女くらいしかフォーカスされず、多様性をメインに推したいのならフリークスの人達の扱いが雑で浅かった。歌やダンスは、ヒュー・ジャックマン、ザック・エフロン、デンゼイヤととても良かったけれど、映画としては薄っぺらいと思いました。
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