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アサシン クリードのOhuのレビュー・感想・評価

アサシン クリード(2016年製作の映画)
2.1
マイケル・ファスベンダー主演じゃなかったら見てなかった映画。てか、よくサインしたなぁと。アサシンクリードシリーズは1作目と2作目の序盤だけプレイしてどちらも投げたゲーム。自分のなかではUBISOFTとFROMSOFTWAREは似通っていて、どの作品からもセンスを感じられず、二度とプレイしないと決めた会社。影の暗殺者だか何だか知らないけど、フードで顔を隠す=感情表現に蓋をするってことで、それは手抜きと同じ。ストーリーテリングで最も重要な表情(殊に眉目)を省く時点で、終わってます。WATCH DOGSでは鼻と口やし(笑)本作では、マイケル・ファスベンダーがその穴をダークナイトシリーズのクリスチャン・ベールを彷彿とさせる演技でカバーしようとしていましたが、元があれなので役不足感が半端なかったです。他にもマリオン・コティヤールや、最近補佐役が多いジェレミー・アイアンズ、シャーロット・ランプリング等の錚々たる面子も同じで、金掛けたんやなぁとしか思いませんでした。先ず、現代と過去の役者が同じってのがいけません。しかもリンク先の過去をメインに置いて話を進めるべきなのに、頻繁に現代に戻るので観客側は振り回されて感情移入が出来ず、置いてけぼりを食らい、白ける要因になってしまっています。ジェームズ・キャメロンのアバターなんかはその辺のバランスが上手かったと思います。ゲームの映画化、又はその逆の成功例は過去をみても未だ有りません。何故ならば、ゲームは一方的な視覚と聴覚だけの映画とは異なり、挑戦と報酬のなかに各プレイヤーの物語が内在するので、曖昧なユーザビリティ=システムまでは表現しきれないからです。昨今はネタ切れなハリウッドが矢継ぎ早にヒット作を映画化する傾向にありますが、本作と同じ一途を辿ると予想されます
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