孤児院⇔里親を何度も繰り返したミシェル・ダーネルが書き記した著作が「金が全てだ．文句があるか」．とてもわかり易い．出世（＝高給）のためなら彼氏も蹴落とす姿勢もわかり易い．なお彼氏の中の人はディンクレイジ．いつものチリチリではなくキューティクルバッチリのサラサラヘア．貴重映像堪能した．
そんなミシェルがインサイダー取引でパクられ無一文に．出所後，頼った先は元秘書であり母子家庭しているクレアさん．でもって，なんやかんやあって結局「お金と同じくらい家族も大事だよね」というありきたりな着地点に落ち着くのが本作．
まずミシェルさんのキャラが受け入れられるかどうかで本作の評価は決まる気がする．前述したように金儲けがミシェルの行動原則．アクが強くてかつエグみがあるからで日本人にはちょっとキツい味じゃないか．マネーの虎が面白いという人はミシェルさん大丈夫だろう．そんなミシェルさんですが，クレアの娘であるレイチェルへの「悪魔のいけにえ」強制視聴と高身長っ娘を優先する二点だけは共感した．
え，お話ですか．だからなんやかんやあって人生お金だけやないんやでって事ですよ．うん，どうでもいい．一度でいいから「金だけあってもしょうがないんだよなぁ」と虚無れるくらいに大金持ちになってみたい．
