うにたべたい

愛裸武戦隊アイリンジャーのうにたべたいのレビュー・感想・評価

愛裸武戦隊アイリンジャー(2011年製作の映画)
2.2
Gレンジャー同様、セクシー女優を主役にした、特撮戦隊ライクな作品。
主演はAV女優の希崎ジェシカ。
Gレンジャーと同じくカワノゴウシ監督作品で、悪ふざけの過ぎる汚いおっさんたちがきついノリでAV女優に襲いかかる展開や、AVギリギリの内容、とはいえ実際ヤってないと思われる点やモザイクが必要なカットは無い点などなど、Gレンジャーと共通点が多いです。

内容はGレンジャー以上に酷い作品でした。
Gレンジャーはみひろの演技が思ったより良かったため、まだ見れたような気がするのですが、本作は希崎ジェシカのおっぱいしか見所がなく、今更ながら、なぜこんな映画を時間作ってみているんだろうという気持ちにさせてくれます。
戦隊モノっぽいですが、特撮と言えるほど特殊効果が使われているわけでもアクションシーンがあるわけでもないです。
また、AV女優を起用していますが、AVにしてはぬるいし濡れ場以外のシーンも長いし、何より男優の自己主張が激しすぎる。
笑えるところがあるわけでもなく、どの層をターゲットにしているのか不明で、非常に中途半端な印象を感じました。

ストーリーは、謎の秘密組織「死ね死ね死ね死ね団」に改造された希崎ジェシカが、博士と逃亡し、アイリンジャーとして「死ね死ね死ね死ね団」と戦うというもの。
アイリンジャーは3人のグループなのですが、他の2人の経緯は説明なく不明。
ストーリーも某バッタヒーローのパクリ臭が強く、雑さが滲み出ますね。
また、男役がとにかく汚いです。
3人の働く床屋に客としてやってきたイケメンと、希崎ジェシカと懇ろな仲になるのですが、どこがイケメンなんだと怒りを覚えるような汚い太ったおかっぱ頭のおっさんがイケメン設定で、逆に羨ましくなりました。
なんというぬるさなのか。
博士も丸々とした肉の塊なのですが、しっかり男役として出演する濡れ場があり、絵面が大変醜かったです。
作品として見るところは皆無ですが、この悪ふざけの塊にエロを融合したこのノリは、個人的に嫌いではないです。