ヴァルーン

ブルックリンのヴァルーンのレビュー・感想・評価

ブルックリン(2015年製作の映画)
3.8
アイルランドからニューヨークへ下宿することにしたエイリシュは大学で簿記を学びながらのデパートでの仕事にも最初は馴染めず、同じ寮に暮らす女の子達とも距離があった。 なかなかシティーガールとして溶け込めない彼女にもボーイフレンドができることをきっかけに、開花しはじめる。 って話!

故郷って「生まれ育った」以外の理由でも成り立つんですね。 そこに自分の魂の置き場ができたのならそれはもう故郷。
これはアイルランドとブルックリンに自分の居場所ができてしまった女の子の心の揺れ動きを描いた映画だったんですけど、思ったより重かったです。 何も起きなかったらおそらくずっとアメリカにいたんでしょうけど、アイルランドに帰ることになったきっかけと、帰ってからの葛藤。この両方はエイリシュ一人では抱えきれないだろうなって、壮絶な人生に見えました。

シアーシャ・ローナンが主演じゃなかったらおそらく知らなかった映画。 見れて得した気分です☺️