87分という短さで、争いの虚しさと歩み寄りの大切さがギュッと凝縮されている秀作。
一切の無駄が無いシンプルな作品でした。
あらすじは…
アブハジア自治共和国でみかんの栽培をするエストニア人の集落。
ジョージアとアブハジア間に紛争が勃発し、多くの人は帰国するがイヴォとマルゴスは残っていた。
ある日、彼らは戦闘で傷ついた敵同士の二人の兵士を自宅で介抱することになる。
つかの間、空気が和らぐと次には衝撃的な展開へと変わり、紛争地であることに絶望します。
極限状況において、いかに人間らしく振る舞えるか。
銃を持つからといって強いわけではない。
お金のために来た傭兵。
役者を目指していた若者。
ラストシーン、カセットテープから流れる音楽と雄大な景色が胸をつきました。