「かけっこは得意さ。小3の時にFBIから960時間逃げ切ったことがある」
クリスマスのブルックリンに舞い降りたのは赤装束のサンタさんではなく赤(血まみれ)装束サタンのリーアムさんでした。サプライズでプレゼント(突然の死)を贈り届けるハートウォーミング(血の気が引く)な家族ドラマ(親父対親父の血みどろの死闘)デス(^q^)
年に一度のクリスマス、一般ピープルは思い思いの大切な時間を静かに過ごしたいと願いますが、リーアムサタンはマフィアとポリスメンを巻き込んだ、街の静寂をぶち壊すような夜の大運動会を勝手におっ始めます。種目は、狩りモノ競争、(人体に)弾入れ、一般道での爆走チキンレース、障害物強制排除リレー、命綱引き…など、世間一般の迷惑を微塵も考えないぶっ飛び具合にテンション上げ上げ。親子競技にリーアムさんも気合い満々。さあさあ、盛り上がって参りました。眠れない(爆発音や銃声や悲鳴で)夜が始まり。コーヒーには砂糖をたっぷり入れましょう。長い夜になりそうだ(96時間もかかりません)
今作のリーアムさんは果たして正義の味方なんですかねェ(小声)
「息子に手出しはさせねぇ!」
マフィアの息子が息子を殺そうとして殺害
→まぁわかる
「みんな敵なんだ」
警察を敵にする
→…えーと自首しないの?
「オレは今から一線を越える。あんたの首を取りに行く」
息子の為に打倒ボス
→うーむ(複雑)
ジミー(リーアム)は息子マイケルを守るために戦う。
ショーン(エド・ハリス)は息子ダニーに敵討ちのために戦う。
代理戦争です。親父VS親父。
残念なのはどちらも息子に対する愛情の描写が薄くて、そこまで彼らを駆り立てるまでの存在なのかどうか分かりにくかったです。ジミーはクズ親父で事件前から息子を気にかけている素振りがあまり見えなくて、極端な話、戦う理由が曖昧に思えました。マフィアのボスのショーンもダニーに関しては放任主義で、そんなに愛してたって感じがしなくて。殺られたら殺り返すっていうマフィアの絶対の掟みたいなものに従っているような感じですし。ジョン・ウィックを彷彿させます。彼の場合戦う理由はきちんとしてました。こちらは…微妙です。だからあまり感情移入出来ませんでした(・ε・`)
まぁリーアム・ニーソンモノの作品ですからシンプルに観れば楽しいのです。マフィア、警察を相手にした三つ巴の逃走劇ってシチュエーションは燃えます。96時間と比べるとあんましリーアムさんの鬼畜アクションはありませんがハラハラしますね。夜の街を逃げ回るってのが妙に興奮します。
鬼畜リーアムさん集。
ボスの生意気な倅に金を借りる代わりにサンタ役を引き受けます。プレゼントを渡す大切な役ですが酔っ払い状態でした。膝に女の子を乗せます。
女の子「ママ、このサンタさんクサイ」
リーアム「ママも膝に乗るかな?」
旦那「おい、何口説いてんだよ!」
リーアム「アイルランド野郎の気とアレは短いらしいな。奥さん、旦那のアレに不満ならオレに任せてくれよ。太くて長いんだぜ」
子供たちがいる前で…(゜ヮ゜)
レストランで食事をしているとしつこく絡んでくる警官が。リーアムさんが何人殺ったか知りたいらしいです。ファンかな? しつこく絡むとリーアムさんが顔を近づけるように示唆します。
リーアム「この店にはタコスはねぇとあのヒスパニック野郎に伝えな」
警官の相棒への差別。今作のリーアムさんは特に口が悪い( ´艸`)
倅がパトカーに拉致られるとリミッター解除で向こうも呆れるほどしつこく追跡します。公道でもお構いなくガンガン車をぶつけてパトカーがヘコむはヘコむ。仕舞いには店に突っ込ませて大破。強引に息子を助けます。この一連の動作の被害総額は天文学的数字に登ります。パトカーから出てきた重症の警官も容赦なく射殺。やはり鬼畜ですな(いいぞ〜)
他にも地下鉄で前の人の切符をパクったり、靴ヒモで車をピッキングしたり、マンションの一室を全焼させたり、ボスのところに乗り込んだ時に真っ先に無関心なバーテンを殺したり…あ、十分間に合ってます笑
今回はずいぶん諸悪の根源な気がします笑 96時間の方がまだ優しい方?