マルメラ

アンフェア the endのマルメラのレビュー・感想・評価

アンフェア the end(2015年製作の映画)
1.0

アンフェアなのは誰か。
やっと分かりました!!
こんな糞映画を面白い映画のように宣伝し、無駄金使わせる東宝とフジテレビです!!
実にアンフェア。
予算が少なくて、宣伝費もかけれないけど、これの5億倍面白い映画なんて腐るほどあるのに、権力に縛られた大人たちのアンフェアな経済行動。
この映画がもし、そのことを訴える為にわざと駄作にしてるのであれば、監督・脚本の佐藤嗣麻子さんに国民栄誉賞あげたいくらいです。

そもそも、ドラマシリーズが何故ヒットしたかと言うと、誰が犯人か分からないままストーリーが進行して、裏切りに次ぐ裏切りが起こるから面白かったわけで。
映画だと、明らかに新しい登場人物の誰かは犯人なんですよ。
そして、一番仲良いやつ。信頼してたやつが犯人。
これがお決まり。

今回も前作と一緒。
永山絢斗が捕まる。山田孝之が捕まる。
雪平が助ける。
実は敵のうちの1人でした。
以上。

そもそも、ドラマシリーズから続けてきた「父親殺しの犯人」という謎なんですけど。
これ完全なる失敗ですよね。
というのも、警察と検察の上層部の悪事という、1人の警官殺しレベルではない話にストーリーの焦点が移ってしまい、話が大きくなりすぎたので、この謎が割とどうでも良い謎というか小さい問題になってしまったという。

1.津島の居場所が分かっていないから、雪平の周りの人間を殺すところを見せたはずなのに、何故か津島の潜伏先の前に監視カメラがついている。

2.一条と一緒に逃げた後、雪平の最大の弱みの娘に電話をするシーン。
「また後で連絡する」と言って電話を切るんです。
おい!その時は殺されてないけど、監視されてんだぞ。いつでも殺せるんだぞ。
何を悠長に後で連絡するなんて言ってんの?
母親失格でっせ。

3.なんか、組織側も雪平を追うために奔走してる風に描かれてますけど。
簡単なんですよ。雪平の娘を連れ去って拳銃突きつけてる映像見せればいいだけ。
アホなんですかね。

ここからネタバレしますよー。

4.あと、新しいキャストを出したいが為に山田孝之殺したりしてますけど。
今回のAKIRAも山田孝之の時もそうなんですけど。
親父さんが生きていた頃からの組織ですよ。
コロコロ変わるトップが、どいつもこいつも若いわ!!
事務所の関係。集客数の関係で、脚本に破綻をきかし、作品のクオリティーを下げてるんですよ。
それにしてもAKIRAってww
エンディング3代目だしww
もうフジテレビの凋落は見てられないですね。

5.瑛太の弟にしても。
なんか、取って付けたような裏切り。
親父の無念を晴らしたいやつが、拳銃撃てるんですかね。
拳銃ってアメリカで実弾射撃やったことある人なら分かるんですけど、かなり重いですよ。
正直狙ったところに当てるのは相当訓練がいるんですよ。
もう、サスペンスっていうよりファンタジー。
そもそも、親父の無念を晴らすなら告発しろよ。
想いと方法が矛盾してんだよ。

6.山路に小久保だって。
ギリギリで助けに来て、何故か下の階に向かっていく。
いやいや、護送しようよww
何をどっか行っちゃっての?ww

7.そして、最後の最後まで娘出てこねぇーしww
おい、母親。
てめぇ、娘が大事なんじゃねーのかよ!
今までの映画やドラマだって何度も娘の為に動いてたんじゃねーのかよ!
殺された香川照之の為にも娘を大事にしろよ!!

監督・脚本の佐藤嗣麻子さん。
フィルモグラフィーが素晴らしいですね。
「スペースバトルシップYAMATO」
「K-20」
誰が見ても駄作と感じる映画を手がけた方なのに、よくもまぁ大作の予算をこの人に与えますね。。。
まぁ、テレビ局の見る目なんて、そんなもんですね。

最低が1.0なので仕方なく1.0。
本当はもっと下。
0.1くらい。
それはどこの部分にか。
もちろん!
向井地美音です!
決して、40近い主役のお尻にではありません。
向井地美音にです!
マルメラ

マルメラ