スティーブ

スター・ウォーズ/最後のジェダイのスティーブのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

SWシリーズ最新作。おそらく本作の主人公は「最後のジェダイ」というサブタイの通りルークその人であり、そのルークが、「自分が死んでも最後のジェダイにはならない」(=必ずまた生まれ、銀河に調和をもたらす)と明言し、すなわち「スカイウォーカーのみがジェダイにあらず」とアナキンから続く一族の血の呪縛を解き放った点にこそ、本作の肝があると思う。その一点で、「盛大な家族喧嘩」とも揶揄されてきた本シリーズが完全に新しいステージに移ったことを示唆しており、絶対に見逃せない作品になったことは間違いない。

ストーリーとしてはEP7の直後から始まるので、最初からクライマックス感がびんびん。いきなり大ピンチのレジスタンス、レイアの危機、かたやついにマスター・スカイウォーカーと邂逅を果たしたレイ。そこから怒涛のように話は転がっていき、カイロ・レンとの共闘、ルークとレンの対峙、レイのジェダイとしての覚醒というアツすぎる展開には問答無用で滾った。

……が、正直どうにもこうにも首をかしげる部分(敵の船を止めるためのコード破りを追われてる最中に探してくる、スノークが戦っていない、レイの正体、ルーク戦ってないなどetc)も多く、プロット自体はEP7のほうが好きかなーという印象(各シーン単位だと本当すばらしいんだけどなー!)。とはいえ、語りたくなる作品という意味では2017年最高であることは間違いないので(この無駄にクソ長い感想の通りに)、ぜひ劇場で!

R.I.P. Carrie Fisher.
May the force be with you.