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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明けのHrtのレビュー・感想・評価

1.8
このやり方であれば永遠にトリロジーを作っていけるとは思う。
ただ、自分にとっては「それだけ」の作品だった。
このシークエル・トリロジーがスター・ウォーズ・サーガに与える意味は物凄く薄い。
エピソードⅥ『ジェダイの帰還』と本作『スカイウォーカーの夜明け』とで一体銀河における何が変わったのだろうか。
ただただファンダムに媚び諂っただけの中年層の青春映画追体験以上の意味は本作にはない。
トリロジーの作品間での連携も取れてなく、同じディズニー配給でもMCUの熱狂的ファンの自分には不満に思う点だ。
こんなことになるなら3作全てJJ・エイブラムスが監督すれば良かったのに。
そうすれば(良い悪いは別として)完璧なるファンカルチャー映画が爆誕したはずだ。
中途半端に自由な社風をアピールするからこうなる。
別にライアン・ジョンソンのことを悪く言うつもりはない。
問題なのは、作らせておきながらその流れを全く無視して何食わぬ顔で軌道修正を謀ることだ。
じゃあ我々は何を観させられていたのだろうか、ということになる。
『最後のジェダイ』への非難で腰が引けたとも取られかねない。
あるいはJJ自体がそのファンの1人だったか。
少なくとも自分はそう考えている。
熱狂するほどではないがスター・ウォーズは好きだ。
そしてこのシークエル自体も別に忌み嫌うほどでもない。
ただ、「それだけ」の作品にすぎない。
この感想にも大して意味はない。
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