Leaf

ぼくとアールと彼女のさよならのLeafのレビュー・感想・評価

4.0
ここのところあまりに色々疲れすぎて、映画観るコンディションとしてはそんなに良くなかった気がするけど面白かった。
オリヴィア・クック(今作だいぶ若い)も出てるし長いこと気になってて、手元に準備までするけど、あること自体に満足して中々鑑賞まで行かない自分によくあるパターン。期待通りの良さだったし、このタイミングで観れて良かったのかもしれない。

仕事仲間の幼馴染と一緒に有名作品のパロディ映画を作る主人公、同級生の女の子が白血病になり、始まりは半強制とはいえ交流が始まる...

まず開幕、どこの学校にも存在するであろう状況の説明がもう好き。全体的にワード選びが個人的な好みに合っていて、それだけでも楽しめた。
そもそもこの主人公の考え方なんかが自分と近いものもあって、その上で本当に押し付けがましくないというか、嫌味のない3人の関係性がすっごく良くて、近い部分を感じたが故にそれが心地よかった。
もうね、自信ないから本当に保険ばっかりかけてしまうのよ、結局。

他キャラクターも割とみんな良くて、リサーチ大好き先生や変な食べ物分け与えるお父さんを筆頭に単純に飽きない。
そんなティーンもののふざけた部分もありつつ、終盤にかけての振り幅は中々で、先生の話から繋がるラストは素晴らしかった✂️🐿📚
友達だって家族だって、実際部分的にしかわかってないんだろうな。
あとやっぱりストップモーションもポイント高いです。

過ぎてしまったことを変えられないのは当たり前なので、特に"してきたこと"に対して後悔ばかりしたくないなとは思った。
あと、普段あんまり思わないんだけど今作に関してはちょっと自分でも映画作りたいかもと感じた。作中の設定的にも、ただただ好きで作ってるというのが伝わって来たのが自分的には一番心動かされる要因なんだと思う。
Leaf

Leaf