このレビューはネタバレを含みます
アリ・アスター新作。彼の短編は大体好きで、ヘレディタリーは怖くて半分くらい目瞑ってた気がするのでノーカン。ミッドサマーはテーマ的にどうしても好きになれないといった中での鑑賞。
確か元々は10分しないくらい短編だった気がするけど、それがどうして、信じられないくらいなげぇ 笑
なんか、初報だとコメディ映画で４時間超えとかの噂が出てたけど、これよりさらに長くしようとしてたんですかね？アホすぎる (褒め言葉)😇
どうせいつもの☺️みたいな笑顔で観てる人たちイライラさせて楽しんでるんだろうから、そこは確実に効果的だと思うけどね。
まぁ、単純に出てくる奴が悉くイライラさせてくる奴しかいないのも徹底してる。無害なの途中でヒッチハイクさせてくれた人だけなのでは？
いやでも、なんであんな怪我まみれの男乗せるんだよ！あいつも絶対ダメな奴だわ！QED
基本的にすごく表面的な問題から、そもそもなんでそこにいきついてるのかという問題の根幹が透けてくるような、自己分析ならぬ精神治療の構造取ってるぽいなと思っていた。途中の辻褄合わなくなってフリーズするのとか自己分析するとあるよね🤣
でも最後、それってあなたの意見ですよね？と言わんばかりに突如断罪されて笑った。内面掘る話に主観と客観の話を入れてくるところがマジでタチが悪い。
元々短編を観ていると、外からも見られてましたっていう最後のオチがあるのは最初からわかる。ただ、間違いなく精神的な病気を抱える主人公がどの程度現実を直視できていたのかは疑問が残る。そこを不確実にするのがやらしい。
結局どんだけ頑張ったって、いやこの結果だけあったらこう見えちゃいますよね？の圧で簡単に潰させる虚しさ。それができるあの母親のポジションと観客も同じ。途中の早送りでネタバラシみたいなの出す構造とかすごい。ほんと何してんの？
とりあえず、こういう治療はまず自分の中で完結させて落ち着いてやらせてくれ！周りの人のこと気にできるようになるのはその次なのよ、きっと。あと、最終盤で最初に弁護士が無慈悲に殺されるの本当ひどい😂
基本、またか〜の連続でもう笑うしかない状況だったんだけど、いきなり出てくるマーラ様と、水と飲まないだけで副作用で死ぬ可能性がある薬が自宅で投与出来るのがヤバすぎて爆笑。職業柄だけど、これどうやってFDAの申請通したんや！あるんだったらCTD見せてくれ！笑笑
街中で刺される時とか露骨に手の甲に杭みたいなの刺されるし、途中劇で天使みたいなの出てくるしで絶対聖書だなと思ったけどそれ以上不明。後で誰かの解説読む。
癖の塊みたいな作品だったけど、この人にはこれを貫いてほしいと思う不思議な魅力がある。次もニコニコしながら映画作ってください。
まぁ、あとあれだ、子育てってやっぱり難しいね！(適当)
