百鬼園先生

国際市場で逢いましょうの百鬼園先生のレビュー・感想・評価

国際市場で逢いましょう(2014年製作の映画)
4.0
笑顔も泣き顔も素敵なジョンミン兄貴。人糞と石炭に塗れたドイツの出稼ぎや、ベトナム戦闘シーンの手を抜かなさが韓国映画の底力。オダルスを筆頭にコメディ要素も真面目すぎない娯楽作として優秀だった。戦争離散者の再会場面は、歴史が数限りない個人史の積み重ねだと分かるゆえの感動。最後のセリフに過去の呪縛から解放された安堵と、もう二度と会えぬ父への愛惜が込められていた。@Amazon