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追憶の森のArbuthのレビュー・感想・評価

追憶の森(2015年製作の映画)
4.3
流石のマシュー・マコノヒー。やっぱり最高だ。
絶望を抱えた顔も希望を捨てない顔もどれも真に迫って胸を打つ。特に荒天の青木ヶ原樹海で満身創痍になる様がかなり痛々しいのだけど気迫で釘付けにされる。
この大自然の美しさと恐ろしさに翻弄される姿、ちょっと『レヴェナント』のレオナルド・ディカプリオを思い出させる。

そして安定のケン・ワタナベ。本作の重要人物。凄くいい味出してる。あとこの人の喋る英語ってなんであんなにカッコいいんだろう。いいなー。

全部が美しい。ストーリーの流れも映像も。
カメラワークが素敵。
富士の樹海、文字通り”樹の海”、日中晴天であれば森林浴に最適なとても綺麗な森のように見える。魅せられる幻想的な雰囲気。ロケ地は本当に青木ヶ原なのかな?エンドロールよく見てなかった。

原題はズバリ『樹海』。そのまま邦題にされなくてよかった。なんだかホラー映画みたいになりそうだ。
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