お湯

エンドレス・ポエトリーのお湯のレビュー・感想・評価

エンドレス・ポエトリー(2016年製作の映画)
3.9
100Mark
今の私を映し出す鏡のような映画

見ているその時の心の様子や、自分が置かれてる環境でかなり感じ方が変わるように思える。
この映画を見ている時は、純粋にストーリーや映像に集中しているわけではなかったと思う。
スクリーンを見ながら、頭の中で何かを思い出したり、妄想したり。
完全に頭の中に持っていかれもしないのが、面白い。そして見ているだけで、1本の全く違う映画脚本がかけそう。


妄想したものは、鏡に映った私の虚像。
書けた映画は、鏡に映る虚像の模写。
まさに、この映画は鏡。

シュルレアリスム的な現代映画を初めて見たけれど、こういう映画の見方ができるのかと驚いた。興奮!



美しさという言葉では表現しきれない、哲学的な何かの魅力に取り憑かれて、最後は見入ってしまう。
お湯

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