銀幕短評(#687)
「映画 みんな!エスパーだよ!」
2015年、日本。1時間54分。
総合評価 70点
園子温もの。染谷将太もの。ヤスケンもの。
この映画はすごいですね。超絶バカバカしいですね。というか、バカですね。でも活きが とてもいい。勢いがある。エッチな学園もの映画は、アメリカをはじめとしてたくさんあると思いますが、たぶんそれらのすべてが、この映画のまえに ひれ伏しますね。
宇宙からの謎のひかりを浴びたときにオナニーをしていた童貞と処女だけがエスパー(超能力者)になる。なぜか日本の東三河にかぎって。シュールですねえ。だに、だにと、三河弁全開で、もはや豊橋の広告映画ですね。まあ豊橋市民も 半分迷惑がっているような気がしますが。
全編で「オナニー」という聞き慣れないコトバを500回ぐらい連呼し、同様に「勃起」を200回くらい連呼する。「セックス」とは 確か3回くらいしかいわない。これは なかなか いいセンスだ。おんなの子、全員パンツ丸見えですよ。おしりに食い込んでますね。恐竜に股をすりつける。腰を振りまくる。ベタな展開ですが、けっこうあちこち吹き出します。エッチネタのバラエティーの すそ野が広いから。めいめいの芝居に、照れのない真剣味が感じられるから。
ロケ撮影もさぞ楽しかったでしょうね、みんなで盛り上がって。盛り上がるといえば、登場する女性が巨乳のひとばかりですが、みごとに形よく盛り上がっていますね。牛のように。おっぱいを 半分くらいまでは見せるのですが、乳頭だけは見せないのが、この映画の流儀ですね。見せればいいのに。
わたしはスマートボール場のおんなの子が好みですね。なにせ おっぱいがちいさいから。