エリ

ヒトラー暗殺、13分の誤算のエリのレビュー・感想・評価

ヒトラー暗殺、13分の誤算(2015年製作の映画)
3.7
関連する過去の作品をもう少し観てからにしようと思っていたのだけど、当時ヒトラー暗殺を企んだ一人について、本作は理解しやすく描かれていた。

言うまでもない事だが、その歴史に興味が無い人が観るには、退屈だし何より目を背けたくなる描写が多い。

私自身の知識は乏しく、学生の頃に読んだ「朗読者」がきっかけとならなければ、その後にこういった作品を観る事は無かったと思う。

「愛を読むひと」「ワルキューレ」「シンドラーのリスト」等、映画や作品中の背景から連想したり学んだ事が多く、まだまだ誤解したり、把握していない事は山ほどある。きっと、人と語り合うには、まだまだ知識が足りなすぎる。

学生時代に授業で学んだ際には、そこまでのリアリティーを感じられず「昔の話」と思っていたが、その感覚も我ながら恐ろしい。

大人になり月日が経つのを早く感じるようになったせいなのか、映画を通して現在や過去を頭の中で行ったり来たりしているせいなのか、
「さほど遠くない過去の出来事」
そう実感してからは、尚さら目を背けられなくなった。
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