ぐっさん

64 ロクヨン 前編のぐっさんのレビュー・感想・評価

64 ロクヨン 前編(2016年製作の映画)
4.0
2016年5/23ユナイテッドシネマ札幌にて鑑賞。

横山秀夫さんの高い評価を得た警察小説(D県警シリーズ)「64」を映画化した作品の前編。

昭和64年に発生した少女誘拐事件(通称ロクヨン(64))事件が未解決のまま14年の時が流れ平成14年、時効があと1年となった時大きく動き始める・・・というストーリー。

私はこの作品の原作は読んでおりませんが、NHKドラマでは拝見させていただきましたが(この時はピエール瀧さんが主演でした。)、今回の劇場版ズバリ!!こっちも観ても楽しめるしいい作品です!(まだ前編なので細かく言えませんが・・・)
これぞ日本映画じゃい!!って言えるんじゃないですかね。
ドラマよりかは前後編にわけてわかりやすく、コンパクトによい展開にまとめたのが今回の劇場版なので映画を観てドラマをレンタルして観るのもよし、または逆パターンにしてもよしで楽しんでもよいでしょう。

劇場版の方のキャストは日本映画を代表する豪華なベテランメンバーと次世代メンバーが揃いました。
佐藤浩市、三浦友和などのベテランメンバーと綾野剛、榮倉奈々、瑛太など次世代メンバーが勢ぞろい。老若男女十分楽しめる作品だとはっきり言えますよ!!

前編のみどころシーンは三上広報官(佐藤浩市)率いる県警広報室と秋川(瑛太)率いる記者クラブとの、ある交通事故から始まる対立シーンですな。
上からの命令で何も公表できない広報室側の言いたいけどって気持ちもわかるし、その態度にイラだつ記者クラブの気持ちもわかる。警察側の上司からは、イヤミも言われ、三上広報官は厳しい立場に立たされているわけでございます。
そんな中、64事件の時効も迫ってきたり、娘さんも行方不明だしはたしてどうなることか。

そして前編はすごくいいとこで終わります。後編観たくなるでしょって感じの終わり方をするので注目してぜひ本編をご覧いただきたいです。(うまい編集~~)
私も、早く後編を観てみたい!!

それにしても、佐藤浩市さんの演技、お父さんの三國連太郎さんに似てきたなぁ~~て思いません?
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