「ダ・ヴィンチ・コード」「天使と悪魔」ときてシリーズ3作目の今作。
原作読んだときも思ったが、ラングドンの謎解き自体にかなり無理が感じられるようになってきた。
ラングドンは怪我をして記憶を失っており、そこはフィレンツェ。
更には暗殺の手が迫り、看護婦のシエナと共に逃亡の旅へ。
これまでの入り方と違い、ラングドンも自身がなぜこうなったのかを解き明かしていく構成。
そこに関係しているのがダンテの神曲であるインフェルノ。
そこまでの仕掛けはいいとして、問題はその後のやり取りが蛇足以外の何者でもないところ。
例えばラングドンに真相を聞かせる件でも、病院の仕掛け必要あったか?と回りくどいんだよね。
もちろんこのシリーズは世界各地の名所を見せる観光的側面と、歴史に対する謎解きであるのは充分承知しているが。
そもそも原作シリーズも3作目あたりから無理にラングドンを絡ませている節がありで、映画の方はハンクスとしては最後なのかなという気分。
続行するなら別の役者にラングドンを演じさせるとかじゃないと難しいかも。