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明け行く空
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『明け行く空』に投稿された感想・評価

煙
3.5
アップになった玲子の背後に映るピンぼけの純造。クロスカット。『高原の駅よさようなら』。
✔️🔸『明け行く空』(3.8)🔸『教皇選挙』(3.6)▶️▶️

 やっとこさ、観れる。1ヶ月以上前から仕事のやりくりをやって来たが、どうにも、という時にバタバタ職場に混乱が。その隙に乗じると、何時間かだけ空きが取れる。
 やはり圧巻。緻密から遠い展開や細部の優劣妥当性から見ても傑作とは呼べまい。しかし、映画は活力と情だ。シーソー椅子でたんび転けたり、ゆく方向間違え正されたり、投薬や干し物自動動かし間抜け、ら小さなナンセンスギャグあちこち健在。神に祈りながらの母娘の再会の、無理やりスリリング交錯疾走や、祈る気持ちは、キートン映画匹敵の生身活力、様々OLやDIS無茶苦茶多用、主観視界や駆け来るフォローの揺れ具合や分からない図の予感的像、俯瞰め(退き)ポイントポイントで、力強いロー仰角もたまに、雨風や雷光の容赦なさ、全く黒沈みバックの時も、谷沈み方や・葉や草越しの味ある風景らや・横移動や窓枠越しの室内撮り凝り方、切返しやどんでんや90゜変丁寧置きもだが垂直手前浅め角度受けが効果的、激しく速いという以上に体圧感じさせる人の動きと・何より構えないナチュラルから拡がり張り裂けそうで共感してしまう表情多種捉えら、ギャグとは別の処から映画自体が弾けて、止まらない。 
 ストーリーのかひや強引さなどどうでもいい。映画と共に生きてる実感。寅次郎はハチャメチャ喜劇戦前弾け方とは違っても、地力の凄さをどんな場でも放っている。キートンに負けてないぞ。
 銀行倒産・夫死亡で、その嫁ぎ先に離縁・娘戻しが親元=嫁ぎ元から言い渡され、応じるが嫁の娘=孫は手離さない義父=祖父。数年後、乗合馬車馭者してる祖父と、父母いず寂しくも・正直で情に厚い小学友に囲まれ、気丈で人間味豊かな娘に。友らが教会行きを誘う。案の定、暖かく信念ある、女性新責任者(親元に帰らず神に仕えてた母)。その姿見かけた祖父・少女と懇意になりの母、おもわぬ真実を肝に命じる2人。それでも娘の母に会いたい熱意に押され祖父が向かうと、母はもうこの地を離れる列車に。馬車と列車の次駅までの、ま元より無理な競争。そして・・
 真実理解仕方や単独母に向かい怪我や競争ポイント明示や再会瞬間ら、何か判然としない展開や細部が暑中も、何か遮れない熱度や高揚こそ画面に生き続けてく。 
 マツダ映画社の16ミリ拡大版ではなく、ナイトレート保管の個人コレクター寄贈かららしい。飛んだり潰れたり、良好クリアプリントとは言いづらくも、妙に光・闇・影・水が息づき跳梁し、(OL) 車輪や列車と馬車の強力丁寧押さえの圧力・疲弊感はあまり例を見ないもの。広く、やはり喜劇というジャンルに広げても、戦後の渋谷実や松林宗恵・山田洋次や前田陽一、瀬川昌治・山本晋也・加藤義一らを上回る最大巨匠か(渋谷には劣るかも)。例の大傑作2本存在がここからも窺える。キリスト教喧伝映画としても、悪くはない。その、それらの馬鹿馬鹿しさの先にあるもの。
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 似て神を据え、現代でも、古典とポピュラーを一体化した、名作『教皇選挙』を直前にレンタルDVDで観てた。偶々現実も似た流れが起こったので話題性が増した面もあるが、極めて現代的な意味でも、古典的な意味でも、優れた完成度で、建築や儀式人の流れ・自然や美術品絡みからも、有形無形を超えた美・統制歴史・不可思議抽象を実現してて、今年のアカデミー賞でも中心2本と5分に渡り合ったも納得。
 「確信」の狭間の物語、「懐疑・多様性」の要重視、その中でも「気骨」、下劣外への闘いより内なる「闘い」、がコンクラーベの投票枢機卿や大司教、絞られてく候補、らとそれらを取り纏め執り仕切る主席~に、投げ掛けられてく。外部情報遮断中でも、テロの余波及び、アフリカやイスラム圏内の重視時代へ・女性問題や票買取りの隠せない悪癖顕在化・資格が与えられてるのか前教皇崩御直前放免されたのかの人ら存在・逆行保守への力削ぎの必要は、様々な疑惑や動きが止まない。格ある構図・多様キャラの拡がり集束繰返し・バランスとリズム・現世と別世界。
 映画としては面白過ぎ・詰めすぎだが、ブレッソンではないのだから、アカデミー賞目指すには模範的スタンス貫徹作。神のみこころと、その後できた教会システム、後者を信念から揺さぶるラストが括る。
 製作・監督らのメンツみても、明らかにインパクト感じよく面白くもありの、良くできてるに留まり、所詮寅次郎には及ばないが。
国立映画アーカイブにて
弁士ど伴奏者付き