Nちゃん

光をくれた人のNちゃんのレビュー・感想・評価

光をくれた人(2016年製作の映画)
3.1
第1次世界大戦後のオーストラリア。
孤島ヤヌスに灯台守として赴任した帰還兵トムは、明るく美しい妻イザベルと幸せな日々を送りはじめる。
やがてイザベルはトムの子を身ごもるが、流産と死産に見舞われてしまう。
そんな矢先、男性の死体と生後間もない赤ん坊を乗せたボートが島に流れ着く。
赤ん坊に心を奪われたイザベルは本土に報告しようとするトムを説得し、赤ん坊にルーシーと名付けて我が子として育てはじめるが、産みの母親と偶然再会し、これ以上嘘を付き続けるのが苦しくなったトムは軍に報告してしまう。


誰が悪いとか誰のせいでもないが、妻のエゴが後々トムを苦しめ、トム一人に全ての責任を背負わせようとした妻のその当時の身勝手さが全ての元凶なんだよ、ってね。
流産の苦しみは計り知れないが、その時報告していればまた違った未来が訪れたかもしれないのに。
いっときの感情に流されてしまったばかりでね。

ルーシー(グレース)の産みの母親がとても良い人で、トムもイザベルもこの人の想いにどれだけ救われたか、もっと感謝してもいいと思う。(とくにイザベル)
イザベルは自分のことを被害者扱いしすぎじゃないか。夫婦なんだからトムのこともっと気遣えよ、この事に気付くの遅すぎ。

この過去作は最高なのに今作は役のキャラにイラついた。流産したからってそこまで悲劇のヒロインぶるな。
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