レイ・カッターは贋作作成で収監中。出所まであと10ヶ月だったが、今すぐ出たいとキーガンに頼み仮出所を得る。キーガンに会いに行くとモネの「日傘を差す女」の贋作を描き美術館に展示される本物とすり替えろと要求される。キーガンが判事に使った賄賂の代わりだとされた。レイの父ジョセフが息子ウィルを預かっており、ウィルは病気だった。
▶︎サスペンスとも言えるが、家族モノのヒューマンドラマ的な要素の方が強い。レイ役のジョン・トラボルタ、ジョセフにクリストファー・プラマー、ウィルにタイ・シェリダンのキャスティングが良く、それぞれ好演していて、特にタイ・シェリダンが良かった。犯罪一家なのだが良い絆の結び付きにホッコリ、ジンワリする。
細かい件にツッコミ所はあるものの、それらを忘れさせる程没入出来た。欲を言えばモネの絵をもう少し鑑賞させるシーンが欲しかった。
