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Wの悲劇のAQUAのレビュー・感想・評価

Wの悲劇(1984年製作の映画)
3.5
監督の澤井信一郎監督が亡くなられたという事で鑑賞。

原作が夏樹静子さんなのでサスペンス物だと思ってたが意外と一人の舞台女優を目指す女性の青春群像劇だった。

主演の薬師丸ひろ子さんの瑞々しくもところどころでみせる女優の顔と大女優役の三田佳子さんの威圧的な女優の演技、相手役として世良公則さんのとっても気さくでいて優しい男の演技と1984年の作品としては古さもあるけど良さが目立った作品でした。

劇中劇の「Wの悲劇」も楽しめるし、舞台製作サイドの制作者のつながりみたいなものもあって劇自体に興味が持てる作品。

映画.com参照
女優をめざす若い劇団の研究生が、ある事件に巻き込まれて主役を演じ、本当の女優になっていく姿を描く。夏樹静子原作の同名小説を、本篇の中の舞台劇におりこみ、「湯殿山麓呪い村」の荒井晴彦と「野菊の墓」の澤井信一郎が共同で脚本を執筆。監督は澤井信一郎、撮影は「愛情物語」の仙元誠三がそれぞれ担当。

1984年製作/108分/日本
原題:The Tragedy of "W"
配給:東映
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