mayumayu

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリーのmayumayuのレビュー・感想・評価

4.8
初見は映画館で。
完成度の高さにびっくり。
この映画単体だけでとても面白い。すごくいい。
加えて、ルークが設計図を見てデススターを破壊しに行く、あの設計図は、こんなに犠牲を払って得たものだったのか、とスターウォーズサーガに厚みを増して、
ターキン提督と若いレイア姫にびっくりしたりもできる。

テレビ放映で再度見て、本当にいい映画だと思いました。それぞれのキャラクターも本当に魅力的で、
見ているうちに主要人物をみんな好きになっていってしまうので、予想はしていたけれど、切なすぎる。
ストーリーも良い。スピード感は保たれるくらいの人物描写なので、そんなに深く掘り下げているわけではないと思うのですが、それぞれの人びとの背負う人生に説得力があります。
エピソードも無駄がない気がする。EP8とは違うなぁ。
最初の方で、怯えている情報提供者をためらいなく打つキャシアンを見て、ああこの人はこういう生業なのかなと思わせ、狙撃の場面でためらう彼を見せ、何か変わってきているのを感じさせたり。
「旗を見なければいい」と言い切っていたジンに、ゲイレンアーソの圧倒的なホログラムを見せ、彼女が変化する瞬間としたり。
ホログラムなのに、私泣いてしまいました。
ジンと徐々に結び付きを深めるロボットk2も素敵だし、
「一人で行くのか?」「いや、お前がいる」「…。」
全くもう、やれやれ!という声が聞こえそうなチアルートとベインの絆も最高。ボーディもがんばってて、ソーもあの短いシーンで長い戦いを感じさせ、本当に皆大好きになってしまう。

また、惑星スカリフが美しくて…
抱き合うキャシアンとジンと閃光が美しい。


短い時間を、希望と圧倒的な意志と共に生きた人たちの話。
ダースベイダーとライトセーバーも見れます。
本編ラストはどうなるかなぁ、あのとっ散らかった感じをどうまとめてくるんだろう。
でも観てしまうんだろうなぁ、好きになっちゃうんだろうなぁ。
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