shibamike

無頼の谷のshibamikeのネタバレレビュー・内容・結末

無頼の谷(1952年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

復讐の西部劇。フィアンセを暴漢に殺された主人公が復讐の炎をずーっと燃やし続けて、犯人を探し追い求める。
この映画の変わっているところは、お尋ね者達が身を潜めている牧場がストーリーのメイン舞台となるところ。極悪人
10人くらいがひとつ屋根の下に暮らしている。ちい兄ちゃん!小雪!

そんな極悪の空気が充満する中へ主人公は憎き暴漢を見つけるため、潜入を試みる。
ほいで、その悪の巣窟である牧場を取り仕切っている女主人がマレーネ・ディートリッヒ。この人、カッコいいわ。
気の強い女悪党かと思いきや、しなっとした色っぽさを時折見せ、男心をくすぐる。
「ディートリッヒさんは悪い人じゃありません!」
と誰に言うわけでもなく、自分は脳内で思っていた。ディートリッヒが歌うシーンもイカす。

主人公は臥薪嘗胆の末に、憎き暴漢を見つけ念願した復讐を果たすが、観客の自分にカタルシスは特に無し。

この映画、テーマ曲みたいなのがあるのだが、それがすっごく軽快でポップで良かった。

ほんの~小さな出来事に~♪
愛は~傷ついて~♪
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