ジニョク

人間の値打ちのジニョクのレビュー・感想・評価

人間の値打ち(2013年製作の映画)
3.7
面白い。
主人公が誰になるかによって、同じ出来事が違った視点で見れる。
真実はこうであるのに、それに気付かない人。
疎ましく思われているのに、仲間だと思い込んでる人。
そんなの日常でざらにありそうな事だけど、それに気付いた時、不意打ちをくらうというか、突然殴られでもされたかのような気分になる。

この映画では貧乏人は貧乏人。
金持ちは金持ち。
仲間にもなれないし、なれたとしても思い込みだ。

以下、この映画の引用。

「慰謝料は被害者の推定収入額や将来性、遺族の人数や関係などを考慮して算出される。
保険用語では「人的資本」という。
すなわち「人間の値打」だ。」

当然と言えば当然だが、残酷だ。
ジニョク

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