ののな

ボヴァリー夫人とパン屋のののなのネタバレレビュー・内容・結末

ボヴァリー夫人とパン屋(2014年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

面白かった〜〜!

『ボヴァリー夫人』既読だったからその分楽しめた✨ 愛読書に似た状況起こるとワクワクするのは分かるし、選ぶ本、主人公の性格と、設定のセンスがめっちゃいい✨
同じ『ボヴァリー夫人』縛りでも、主人公が読書好きの少年少女だったら全然違うもんなあ。見事。

隣人女性ジェマ・ボヴァリー夫人によって10年ぶりに性欲を取り戻した主人公・中年男性の終始じっとりとした眼差しにゾワゾウさせられた💧

片想いと一括りにしても、性欲量のあるなしでキモさが段違いだなあ😌😌😌

原作と反対に、現実(今の夫)を受け入れる決心をしたジェマに対して、この主人公がボヴァリズムどっぷり?でジェマにでろでろでずっと可能性を探ってるのも面白い笑笑
時折賢者視点、監督視点で偉そうに観察しているみたいにも見せてるけど、どう足掻いても見苦しい…💧田舎ってまじで近所のことがビックニュースなんだな、暇なのももちろんだけど相互扶助も重要だし。。大変だなあ。

てかフランス人ってなんでこんなにコキュ(寝取られ夫)好きなんだろう😅😅
この映画でもシャルルが一番可哀想で可愛く思える😅


追記
あと、ランニングしたりぐったりしてるジェマが朦朧と呟くあれは、フランス語学習者なら5週間くらい叩き込まれる活用形の暗記なんだよね、自分だって小学生のころにやっただろうからわかるはず。分かった上で未熟さに興奮したんだろうか⁉️
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